陶磁器自社工場

華玉の自社工場である景徳鎮JIAJIAは、歴史ある陶磁器の生産地として有名な中国江西省の景徳鎮にあります。
約33,000㎡(横浜スタジアム球場と同等面積)の敷地と、最新の設備を構え、テーブルウエアを中心に
年間約600万個(2021年実績)を生産し、その内90%は日本向けに輸出しています。

様々な色釉薬を用いた商品の生産や、独自の技術開発も行っております。 2019年には大幅なリニューアルを行い、
新工場としてさらなる品質向上と生産の効率化を目標に日々 努力を続けております。全自動窯の使用や動線の
一本化などにより品質の向上と安定、 生産の効率化を実現しております。また、中国の陶磁器工場としては
トップクラスの清潔さを誇り、エ アーシャワーの設置などクリーンな環境作りを徹底しております。

設備と技術

成 型

ロクロ・流し鋳込み・圧力鋳込みの総合メーカーである景徳鎮JIAJIA では様々な成型が可能です。シンプルな成型の場合は全自動成型機を使用し効率的でスピーディーな生産ができます。鋳込み成型ではダイカット型、ポットや急須、キャラクター型などオリジナル性のある成型も可能です。また、直火・オーブン対応の耐熱磁器も取り扱っております。

全自動成型機
半自動ロクロ成型機
流し鋳込みライン
圧力鋳込みライン
ロクロ形状
流し鋳込み形状
圧力鋳込み形状
耐熱磁器

施 釉

ガラス質の鉱物を含んだ液体でコーティングをすることで汚れや傷から守ります。また色・ツヤ・マット・光沢などの釉薬を生かした幅広い表現が可能です。JIAJIA では手作業と自動ロボットで施釉作業を行っています。

自動施釉ロボット
手作業
つやあり釉薬
マット釉薬
ラスター釉薬
(パール風)
撥水加工

絵付け

主な絵付け方法である上絵転写は仕上がりの発色がよく、繊細な表現も可能なため様々なデザインの印刷ができます。下絵転写は施釉前の素焼きの状態で転写をする方法です。滲んだような仕上がりが特徴です。上絵転写に比べて色の表現が狭まります。下絵の種類にパッド印刷があり、シリコン製のパッドにインクを付け絵柄を写し取る方法です。曲面にも印刷ができるため、転写紙ではできない表現が可能です。塗分けが必要な場合は手作業で行います。

転 写
パッド印刷
手塗り
上絵転写商品
下絵転写(銅板転写)
パッド印刷(下絵)
手塗り

焼成ライン

景徳鎮JIAJIA の焼成は、素焼き・本焼成・絵付け焼成のラインがあります。(商品により還元シャトル窯を使用)JIAJIA では素焼きの工程を踏んでおり、素焼き焼成を行うことで不純物が減り、強度が増すことで変形しにくくなる効果があります。また水分量が減り釉薬の乗りが良くなります。全自動窯で作業効率が上り、また内部の温度も安定するため、高品質な商品の生産ができます。酸化焼成と還元焼成の2 種類の焼成方法があります。

全自動素焼き焼成窯
全自動本焼成窯
全自動絵付け窯
還元シャトル窯
酸化磁器
【酸化磁器】
色味 アイボリー
焼成温度 1200~1250℃
焼成方法 酸化焼成 (窯の中に酸素を十分に取り込み完全燃焼させる焼成方法)
特徴 透光性や表面強度が高い
還元磁器
【還元磁器】
色味 白~青白
焼成温度 1300℃前後
焼成方法 還元焼成 (窯の中の酸素を制限することで不完全燃焼させる焼成方法)
特徴 高級感があるが釉薬の発色に限りがある

検 品

景徳鎮JIAJIA では独自のマニュアルに基づき計4 回の検品を実施しています。1回目:素焼き検品、2回目:本焼成検品、3回目:絵付け検品、
4回目:梱包後一部抜き取り検品

計4回の検品実施

その他設備

温度管理
エアーシャワールーム
ハマ擦り
重量チェッカー
倉 庫

品質管理

熱衝撃試験(スポーリング試験)・食品検査の実施

華玉ではすべての商品に対して自主的に熱衝撃試験(急熱・急冷による熱衝撃を加え、異常の有無を確認する試験)を実施しています。

また食品と接触して使用されるものは、食品検査(食品衛生法で定められている鉛・カドミウムの溶出基準を満たしているか確認するための試験)を実施しています。

工場概要

社名 景徳鎮嘉加陶瓷有限公司
(英文社名:JINGDEZHEN JIA JIA CERAMIC Co.,Ltd.)
設立 2005年7月1日(2019年新工場設立)
本社所在地 〒333000 中華人民共和国江西省景徳鎮市高新区合盛路 18号
電話番号 +86-798-8339520
FAX +86-798-8339520
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