株式会社華玉

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華ちゃんの独り言・第6回 鉄コーティングと鉄黒コートの違いについて 

2015年06月17日

「焼き石膏」に「消石灰」を質量比で、どのくらいの割合で混合したら、
硬化時間が長くなるのか?

次のような割合で実験をしてみました。

焼き石膏    消石灰     硬化時間

1   :   0       13分
1   :   1       15分
1   :   3       25分
0   :   1       15時間(室内)

全質量を10gにして、上記の割合になるように計量、混合し、
水を少しづつ加えて団子になるまで練り、更に1/3ぐらいづつ分けて
手でボールを作り、指の間に挟んで押しても固くてつぶれない時点を、
硬化終了時間と規定しました。

これでお分かりのように、焼き石膏を25%、消石灰を75%にすれば硬化時間
は約2倍になり、硫黄分の減少と作業性の向上が期待できます。

これらに黒顔料「HY-330」と「HY-335」を加えて実験すれば良いの
ですが、今回は止めました。

理由は、無反応の一成分を加えても、最終強度に影響はありますが
硬化時間の測定には無視できると思ったからです。
(本当は実験をこれ以上したくなかったので・・・)

これで鉄粉の代わりに黒顔料の「HY-330」 か 「HY-335」 を、
また焼き石膏の添加量を減らして消石灰を加えることにより、
熱の発生もなく硫黄分も少なく、かつ効果時間を、ある程度コントロール
出来る「新鉄コーティング」が完成しました。

従来の鉄コーティングよりも安全・安心・安価だと思いませんか。

普及が進むのを願っています。

華ちゃんは、この方法でも満足していません。

なぜならバインダーに焼き石膏と消石灰の二種類を使う事は、
利便性と簡便化にそぐはないと思ったからです。

わざわざ二種類を計量し、混合するような手間を農家がかけるでしょうか。

上記の硬化時間の変化を見て、もしかしたら消石灰だけでも使えるのでは
ないかと、華ちゃんは思いつきました。

農家一戸あたりの籾の必要量、バインダーの量、混合等の作業時間、
雨天の場合等を考えると、作業当日に即時使用はあまりないだろう。

身勝手ですが数日の余裕をくれるのではないかと。

これからが、本命の「鉄黒コート」のお話です。

これまで、五回にわたって鉄コーティングについて、
まさに独りよがりな話を書いてきました。

長々とお読み頂きありがとうございました。

結論から先に書きます。

鉄黒コート」とは鉄粉の代わりに黒顔料、四三酸化鉄、
Fe3O4を使用し、バインダーとして焼き石膏の代わり
に消石灰を使用し、これら二成分を混合した後、
種籾と混ぜながら水を添加し籾の表面に均一に
二成分を付着させ湛水直播栽培用の種籾を作る方法です。

黒顔料として弊社の商品「HY-330」または
「HY-335」を強くお勧めします。

消石灰は、農家でご使用中の製品で利用可能です。
ただし古いのはご遠慮下さい。

鉄コーティングをご利用中の方は、同じ作業で造粒して
終了です。

次回をお楽しみに。